除草剤散布(その1)

ガーデニング

前回の草刈りで、背の高さ程に伸びた雑草をやっとの思いで一通り刈り取りました。
それから、約1ヶ月経過。

当然のごとく新たな雑草が伸び始めています。

そこで、今回は除草剤を使用した雑草対策をしてみたいと思います。

除草剤の種類と特長

除草剤にはいくつかの種類があり、その特徴を把握したうえで選ぶ必要があります。

・ どの様な仕組みで雑草を枯らすか
・ どの場所に適しているか

どの様な仕組みで雑草を枯らすか

除草剤は、雑草を枯らせる仕組みの違いによって「土壌処理型」と「茎葉処理型」に分けることができます。それぞれ、適した場面が異なるため状況によって使い分けます。

種類使用する状況メリットデメリット
土壌処理型
除草剤
これから雑草を生えてこないようにしたい1度撒けば効果が1~2ヶ月程度持続する伸びている雑草には効かない
茎葉処理型
除草剤
今生えている雑草をすぐに枯らしたい効果が1~2週間程度で現れ、今生えている雑草を根まで枯らすことができる
撒いた箇所にしか効果を及ぼさない
これから生えてくる雑草は防ぎずらい

どの場所に適しているか

農薬取締法に基づく登録を受けている除草剤は、「農耕地用除草剤」と「非農耕地用除草剤」に分けられます。これは、作物や動植物への薬効・薬害・安全性などを審査し、見極めるためです。農耕地用除草剤は、畑などの農作地に使える除草剤です。つまり、田んぼや畑の周辺で使用しても作物への薬害や悪影響が無いか著しく少ないものとなります。もちろん、畑以外の場所に使用しても構いません。

非農耕地用除草剤は、周辺に植物を植えない非農耕地(駐車場、道路、線路)にしか使用できない除草剤です。

非農耕地用除草剤を不用意に畑や農耕用地で使用することは、農薬取締法改正法第11条で禁止されています。違反者には、3年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金、または、両方が科せられるという非常に厳しい罰則が規定されています。家庭菜園や自宅の庭で使用した場合も、法律違反となるので注意しましょう。

除草剤『はやうち』

今回使用したのは、トムソンコーポレーションの「はやうち(MCPA入り)」5Lです。使用する場所が駐車場予定地と道路際の場所なので、非農耕地用除草剤を選択しました。

はやうち(MCPA入り)の特色

「はやうち(MCPA入り)」は、アミノ酸系除草剤なので、散布後の土壌に成分が残留せず、環境にやさしい安心・安全な除草剤です。グリホサートにMCPAを配合した速効性の高い除草剤です。MCPAとは、ホルモン型除草剤の有効成分の1つであり、その作用機構は植物体内に吸収された後、生長点部位などの生長の著しい部分において、インドール酢酸という物質の様作用に雑草の成長に働きかける成分です。
グリホサートはアミノ酸系除草剤の一種で、散布後の土壌に成分が残留せず、環境にやさしい安心・安全な除草剤成分です。

はやうち(MCPA入り)の使用方法

使用方法は、水でうすめて、噴霧器等で雑草の茎葉に散布します。気色の目安は次の通りです。

雑草種類 1年生雑草 多年生雑草 枯れにくい雑草(スギナ等)
希釈倍率 100~200倍 50~100倍 25~50倍

使用する際の注意点

●使用中はマスク、手袋、防護メガネ、長袖長ズボンの作業着などを着用し、使用後は顔や手足など皮膚露出部を石鹸等でよく洗いましょう。
●風向きなどを考え、周囲の人家・自動車・壁などに薬液が飛散しないように十分注意しましょう。
●農作物・草花・植木等に薬液が飛散しないように十分注意し、万一、薬液が付着した場合は、すぐに水で洗い流しましょう。
●皮膚に付着した場合は、直ちに水で洗い落としましょう。
●眼に入った場合は、直ちに水で洗い、眼科医に直行しましょう。
●誤って飲んでしまった場合は、すぐに医師の手当を受けましょう。

と云うことで、当日は炎天下ながらこのように万全の態勢で作業をしました。

フェイスガードと防塵マスクも必須です。薄暗い状況で見ると間違いなく宇宙人に間違われることでしょう。

そして、背中に背負っているのが、こちらの手動噴霧器です。

本体の左側についているレバーを動かすことによりタンク内に空気圧が掛かりホースの先端の噴射口から勢い良く除草剤が噴射されます。

噴射用ホースの先端には飛散防止のカバーが付いているので、除草液が風に流されることなく一定の幅で狙った場所に散布できます。

この除草剤は、2~3日で効果が現れ始めるそうなので、次回来た時にどのようになっているか楽しみです。その時の状況もアップするのでご期待ください。

今回使用したアイテムです。




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