築古木造中古戸建のリフォーム計画、進捗状況の第4弾です。
リフォーム前の状況は、こちらの記事から見ることができます。

リフォーム開始から約3ヶ月が経とうとしています。
さて、進捗状況は・・・
天然木の壁材に植物油でできた自然塗料が塗られていました。自然塗料を塗る前の状態がこちらの画像です、
植物性の自然塗料を塗ることで、木の温もりが感じられる印象になるかと思います。今回使用した塗料はこちらの塗料です。
このオスモカラーは、ドイツ製の塗料で、ひまわり油などの自然の植物油由来の自然塗料です。合成樹脂をベースにした、プラスチックのような塗膜をつくる、ペンキやウレタン塗装とは異なり、植物油を木部に浸透させて、木を表面と内側から保護する働きを持っています。無垢材の良さを最大限に引き出すので、気持ちのいい室内空間を作り出します。
オスモカラーの特長は、様々な種類がある塗料の中でそれぞれの良いとこ取りをした塗料だといえる点です。ペンキやニス、ウレタンなどは木材の表面に合成樹脂で塗膜を形成します。保護力は高い一方で、木の表面にプラスチックのような膜を張ってしまうので木が呼吸できなくなります。無垢材本来の手触りも損なわれ、傷がつくと部分的な塗り直しが難しい塗料です。水性ステインは顔料を染みこませる着色剤で、色を付けるだけで保護力はありません。なので、ワックスやニスと組み合わせて使用する必要があります。また、ワックス系の塗料は、ウレタン系やペンキ、ニスなどと比較すると保護力が劣ってしまい、施工にも時間がかかるという特徴があります。
一方で、オスモカラーは植物油を浸透させて木材を表面と内側の両方から保護します。その上、木の呼吸を妨げず、無垢材本来の手触りや表情を残すことができます。
一般的な塗料と比較すると、オスモカラーは値段は高価にはなりますが、塗料は一度塗ると数年単位で保つものなので、その間の満足感と木材の保護を考慮すると元は取れるのではないでしょうか。
オスモカラーには内装用、外装用、メンテナンス用と使用する場所と状況に応じて多くの種類が用意されています。今回使用したのは内装用の「ワンコートオンリー」です。
ワンコートオンリーは、オスモカラーの他の塗料と比べ主剤成分が多いため、1回塗りで仕上がります。浸透型の半透明着のつやの無い仕上げで、木の呼吸を妨げず、めくれ、剥がれがおこりません。ワンコートオンリーは現在14種類が発売されており、ホワイトプルース、シルバーポプラ、パイン、マホガニー、ヘムロックファー、スカンジナビアンレッド、シーダー、ラーチ、オーク、ファーグリーン、ウォルナット、チーク、ローズウッド、エボニーとなります。
今回、使用したのはシーダーです。オスモカラーは浸透性塗料のため、塗装する樹種によって仕上がりの色が異なるようです。それも、木が持つ本来の特長を際立たせるという意味において植物性自然塗料の良い面と考えていいのではないでしょうか。
囲炉裏テーブル用の換気ダクトも天井に取り付けてありました。
この真下に囲炉裏テーブルを設置予定です。この換気ダクトは、天井裏にある強制換気ファンを経由して屋外壁の排気口につながっています。
ユニットバスもすでに設置されていました。
少しづつ前進しています。
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