チェンソーのレクチャー実施【チェンソーの正しい使い方~その1~】

ガーデニング

以前、庭木の伐採を頼んだ方にお願いをして、チェンソーの使い方をレクチャーして頂くことになりました。私自身、全く初めてなのでいきなり独学で使い始めるには不安があったのでレクチャーを引き受けて頂き本当に助かりました。

チェンソーの正しい使い方を習得できれば、これからは庭木の伐採も自分で行うこともできます。薪ストーブを利用している方なども燃料の確保に役立つのではないでしょうか。

では、「全くゼロからのチェンソー講座」を始めたいと思います。

全くゼロからのチェンソー講座

個人でチェンソーを使う時は資格が必要?

答えは、個人でチェーンソーを使うときは、資格がなくても問題ありません。

おもに次のような場合が個人としての利用になります。

  • 庭木の切断
  • DIYで木材を切断する
  • 家具の解体
  • 薪割り

なので、自宅の庭木を切るなどの作業においては資格などは必要ありませんが、機械の特性や立木の伐倒作業となるとしっかりと基本を押さえたうえで始めるのが良いでしょう。

1.服装と保護具

体調管理

チェンソーは刃の付いたチェーンをエンジンで高速で回転させ木の幹を削りながら切断する工具であるため特別な安全対策を講じる必要があります。

先ずは体調管理です。疲れているとき、 病気のとき、 またはアルコール、薬物の影響下にあるときには、 チェーンソーを操作してはいけません。体力そして集中力が充実しているときに作業をしましょう。特にエンジン式のチェンソーでは燃料満タンの状態で重量が4㎏を超える機種もあるので、腕や足腰にも相当な負担がかかります。休憩を取りつつ、万全の状態で作業を進めましょう。

【ポイント!】 体調管理と充分な休憩で集中力を保つ!

服装と保護具

事業者が従業員に業務でチェーンソーを使用させる際には法律(労働安全衛生規則第485条)により保護衣を着用させることが義務付けられています。一方で一般の方が自家用で使用する際は、義務とはなりませんが自身の身を守るために安全策を講じる必要があります。

■服装
季節や天候に応じた動きやすい服装を身に付けることが基本ですが、機械や周囲の物に衣服が引っかけることのないようなものを選びましょう。作業中は多くの木の屑が飛散するので、手首や首回り足の裾などから侵入しないよう裾締まりのしっかりとしたものが望ましいでしょう。

■フェイスシールドまたはゴーグル
フェイスシールドまたはゴーグルは必ず着用しましょう。木の破片が飛んできたり細かい木の粉が舞い上がるので、それらを防ぐ必要があります。

■チェーンソーチャップス (防護服)
チェーンソーチャップス (防護服) を着用すると更に安全性が増加します。 スカーフや ジュエリーなどの装飾品はチェーンソーに絡まる可能性があるので外しましょう。 サンダルや裸足での作業は行わないでください。

■聴覚保護具(イヤーマフ)
聴覚保護具(イヤーマフ)も着用してください。 特にエンジン式チェンソーの音が聴覚に与えるダメージは蓄積されると云われています。最初は大丈夫だと思っていても長時間に渡る仕様の後に耳の変調を感じることがありますので注意しましょう。

■保安帽(ヘルメット)
木に与える振動によって枝などが落下してくることも考えられます。落下物等から身を守るため規格に合った保安帽を正しくかぶりましょう。

■防塵眼鏡
高速で回転するチェーンからは、大量の切り屑や木の破片が等が舞い上がります。それらが飛んできて目に入るのを防ぐために防塵眼鏡やセーフティゴーグルを着用しましょう。

■防振手袋
機械から伝わる振動を軽減するため防振性のある手袋を付けましょう。また、万が一、チェンソーの刃に手が触れてしまった時の為に革製の手袋をおススメします。

■安全靴
足への落下物やチェンソー回転部との接触による事故を防ぐため、つま先に金属ガードの入っている丈夫で滑りにくい作業用の安全靴を履いて作業を行いましょう。

【ポイント!】 自身の身体を守るためにシッカリと対策をしましょう!

2.試し切り

服装や保護具の確認ができたところで、実際に木の幹を切ってみましょう!とはいっても、庭の木は大半が20m程もあるので、いきなり伐採とはいかず、先ずは、以前伐採をしてもらった木の幹を試し切りするところから練習です。

木を押さえてくれているのが先生、切っているのが私です。
始めて使ってみた感想ですが、チェンソー本体はそれなりに重く感じます。しかし、腕に力を入れ過ぎてもスムーズな動きができなくなってしまうので、丁度良い力の入れ具合を探りながら切っているといった感じです。
刃は充分加速して回転数を上げてから木に当てた方が抵抗が少なく、手が持っていかれる感覚が少なくなります。
また、地面に対して水平に幹を切っているつもりでも、視点の癖により真っ直ぐに刃が入らず斜めに切ってしまうことがあります。そのまま木を倒すと、思惑とは違った方向に木が倒れていくことになってしまいます。少し切れ目を入れたら一旦歯を抜いて、離れたところから切り口の角度が正しいかを確認してみることも大切です。
後は、練習を繰り返してコツを掴んでいきましょう。

今回、動画の中で私が使用しているチェンソーはこちらのモデルになります。

引き続き続編の記事もご覧ください!
チェンソーのレクチャー実施【チェンソーの正しい使い方~その2~】
前回の記事に引き続き「全くゼロからのチェンソー講座」の2回目です。前回の記事ではチェーンソーを使用する際の服装や防護器具から試し切りまでを解説しました。今回は、いよいよ実際に木を倒してみます。チェンソーを使用した伐採方法木を倒す作業は伐木(...




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