今回は、コスト面や草花の育成スピードアップを目指して、苗ではなく種を発芽させていくという戦力のもとに購入した西洋おだまきの特性を調べてみたいと思います。
西洋おだまきの特色
西洋オダマキには多くの品種がありますが、いずれも丈夫な宿根草で、高さ30~50cmになり、株の中心からまっすぐ伸びた茎に赤、黄、青紫、白、桃色などの4~5cmの花を多数咲かせ、葉は根元にまとまってつきます。西洋オダマキはアクイレギア・ブルガリスの和名をもつヨーロッパ原産の多年草で、高さ30~50cmの茎がまっすぐに伸びて10輪前後の花が咲きます。開花期は5月~6月です。落葉性、耐寒性が強く日陰でも育ち初心者でも育てやすい品種です。丈夫なため、初心者の方でも気軽にはじめることが可能です。
栽培環境
午前中は日向の場所、午後は強い西日が当たらない場所で栽培します。真夏の間は遮光下に置いて高温障害を防ぎます。冬は冷風が当たらない場所に置きます。庭植えにする場合は、10~20cm盛り土した上に植えます。
水やり
表土が乾いたら十分に与えます。庭植えの場合は、余程、乾燥が続かない限りは自然の状態で構いません。加湿を嫌うので、乾燥気味に管理することが大切です。
肥料
元肥として緩効性化成肥料を、3~9月は、液体肥料を適度に薄めて施します。
用土
水はけのよい土質を選びます。市販の草花用培養土で十分育ちますが、軽石を等量配合してもよいでしょう。庭植えの場合は10~20cmほど盛り土すると、生育が良いです。
植え替え
植え替えは、1から2年おきに行います。時期は芽が出る直前の2~3月が最適です。根は傷つけないように注意しましょう。
ふやし方
株分け
植え替えと同時に行います。自然に分けるかナイフなどで切り分けます。その場合、切り口には癒合剤や殺菌剤を塗っておきます。
管理法
花がら摘み
種を採種するという目的がなければ、花が咲き終わった段階で花茎を切り取りますが、根元の葉は残しておきましょう。種を採種して苗を増やそうという場合は、そのまま花を残します。
西洋オダマキがの花には毒があります。西洋オダマキの毒はプロトアネモニンという成分で、皮膚に液がつくと荒れたり炎症を起こしたりするので注意してください。
越冬
西洋オダマキは耐寒性があり、越冬しやすい植物でが、根が霜に当たってしまうと弱くなります。花を咲かせるためには寒さも必要ですが、防寒対策も必要です。土を盛るほか、バークチップなどを使って、霜を防ぎましょう。
発芽方法
オダマキは種を冷蔵庫で保管してから春に種をまきます。冷蔵庫で保管したほうが種まきの際に発芽しやすいといわれています。開花は翌年になります。それは、ある程度の大きさに育ち、寒さにあたらないと花芽ができないためです。発芽率はよいので密まきにならないように注意します。
発芽適温は15~20℃です。種はゴマぐらいの大きさです。発芽に光が必要な好光性種子なので、土を分厚くかけてしまうと発芽しません。
西洋おだまきのまとめ
西洋オダマキはまっすぐ伸びた茎に赤、黄、青紫、白、桃色などの花を咲かせる品種で、そのカラフルな色合いから即買いしてしまいました。耐寒性も強そうで育成も比較的簡単であるということで、発芽させて庭植えへと進めていくつもりです。
西洋おだまきの種が買えるお店
西洋おだまきを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!
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