今回は、コスト面や草花の育成スピードアップを目指して、苗ではなく種を発芽させていくという戦力のもとに購入したサルビア ネモローサの特性を調べてみたいと思います。
サルビア ネモローサの特長
サルビア・ネモローサは、シソ科アキギリ属の多年草です。栽培と繁殖が容易なことから、世界中で広く普及しています。サルビア・ネモローサの花期は5~6月で、小さな花を穂状に多数咲かせます。
花の形は、他のシソ科の植物にも多く見られるように、筒状になった花の先が上下に分かれ、唇のように見えます。花の大きさは、長さ1㎝、径2㎝程度です。茎は多数分枝し、花を咲かせながら草丈30~80㎝程度に成長します。耐寒性、耐暑性に優れており育てやすく、放任でもよく育ち、たくさんの花を咲かせます。耐寒温度は約-10℃です。
栽培環境
日当たりが良く、水はけの良い環境を好みます。日当たりの悪い場所では生育、花付きが悪くなります。
冬越し、夏越し
耐寒性、耐暑性に優れているので、冬越し、夏越しの対策の必要はありません。
水やり
庭植えの場合は、降雨のみで大丈夫です。鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたら十分に水を与える。冬越しの最中は、乾燥気味に管理します。
肥料
庭植え、鉢植え共に、春と秋に、緩効性化成肥料を置き肥として施す。
植え付け、植え替え
植え付け、植え替えは4~5月が適しています。
植え付け
庭植えの場合は、用土に腐葉土をしっかりと混ぜ込み、水はけの良い状態を整え、元肥として、緩効性化成肥料を使用します。
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土に緩効性化成肥料を混ぜ込む。
植え替え
鉢植えの場合は、根詰まりを起こす前に植え替えを行う。一回り大きな鉢に植え替える。
切り戻し
花が終わったら早目に花序を切り戻すと、2番花を咲かせやすくなります。
増やし方
株分け
株が大きく育っていれば株分けをすることが出来る。適期は春の4~5月で、掘り上げた株を切り分けて植え付けし、水を充分に与えて下さい。
挿し芽
適期は5~6月で、茎を20㎝程の長さに切り取って挿し穂にする。花や蕾の付いている部分と下葉を取り除き、水揚げをした後、挿し木用土に挿して下さい。水を切らさないように日陰で管理し発根を待ちます。新芽が育ち始めたら大きめの鉢に移します。
発芽方法
種蒔き: 4~6月、9~10月
適正土壌pH: 6~7
発芽適温: 15~20℃
発芽率: 85%
サルビア ネモローサの種は好光性なので、覆土は種の上に土をふりかけるように薄くする。 2週間くらいで発芽する。
サルビア ネモローサのまとめ
今回は、サルビア ネモローサを発芽から育てるために、特長と性質をまとめてみました。サルビア ネモローサは耐寒性、耐暑性に優れており育てやすく、放任でもよく育ち、たくさんの花を咲かせるので、ガーデニングのボリューム感を出すには適しているかもしれません。しかし、耐寒温度は約-10℃ということで、ここ北海道では微妙な温度です。とりあえず、発芽させて育ててみたいと思います。
サルビア ネモローサの種が買えるお店
サルビア ネモローサを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!
サルビア 種 宿根草サルビア ネモローサ 1袋(15粒) / サルビアの種 サルビアの花 花たね 花の種 花 種子 タネ 国華園
コメント