今回は、コスト面や草花の育成スピードアップを目指して、苗ではなく種を発芽させていくという戦力のもとに購入したベルガモット・ワイルドの特性を調べてみたいと思います。
ベルガモット・ワイルドの特色
ベルガモットはモナルダとも呼ばれ、ネイティブアメリカンに古くから伝わる伝統的なハーブです。抗ウイルス、殺菌、消臭作用を持つといわれており、華やかな香りには安眠効果も期待されています。
ベルガモットは、シソ科ヤグルマハッカ属の一年草または多年草です。花の直径は4~6cmほどです。ベルガモットの花はミツバチの大好物で、蜜を集めに蜂がひっきりなしに訪れることから「ビーバーム」とも呼ばれています。ベルガモットは耐暑性・耐寒性を兼ね備えた丈夫な植物です。
苗植え
鉢植え
ベルガモットは、根がよく張るので、大きめの鉢を用意します。鉢植えの置き場所は日向がおすすめです。寒さには強く防寒は特に必要ありません。一方で、夏の間は半日陰に移動させるなどして、暑さ対策を行いましょう。
地植え
ベルガモットは、地植えにすると地下茎がよく伸び、旺盛に育ちます。株間は40cmくらいが理想です。
土作り
土質はあまり選びませんが、水はけのよい土が適しています。地植えは庭土に3割程度の堆肥を混ぜ込みます。
水やり
地植えの場合、基本は降雨のみでも育ちますが、土の表面が乾いてきたら与えてください。
肥料
花を咲かせるには定期的な施肥が必要です。地植えでは春と秋に緩効性の肥料を施します。鉢植えはこれに加えて、育成期に月2~3回ほど液体肥料を与えます。
管理方法
ベルガモットの生育は旺盛で、約1.5mの草丈に成長します。夏前と晩秋に各1回切戻すといいでしょう。3~4月、または9~10月に植え替えを行います。1年に1回、一回り大きな鉢に植え替えます。
ベルガモットの増やし方
株分け
植え替え時に株分けで増やします。秋には、地際から15cmほど残して切り戻してから掘り上げます。
挿し木(挿し芽)
6~7月頃に、若い頂芽や脇芽を10cmほど切り取り、1時間くらい水揚げした後、バーミキュライトなどの肥料成分を含まない培養土に挿し、発根するまで乾かないように管理します。
発芽条件
種まき: 桜が咲く時期
適正土壌pH: 6~7
発芽適温: 15~20℃
発芽率: 86%
ベルガモット・ワイルドのまとめ
ベルガモットは耐暑性・耐寒性を兼ね備えた丈夫な植物のようなので、北海道の庭植えでも期待が持てそうです。ハーブとしてもいろいろな利用法があるので、育てるのが楽しみな品種です。
ベルガモット・ワイルドの種が買えるお店
ベルガモット・ワイルドを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!
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