「河原なでしこ」について

苗・種・球根

ここでは、今回、種を購入した「河原なでしこ」について調べてみたいと思います。

「河原なでしこ」の特色

「河原なでしこ」はナデシコ科ナデシコ属の植物の一種です。耐寒性のある常緑多年草で、丈夫で病害虫の心配が少ないため、とても育てやすい植物です。長い期間美しい花が咲きます。「河原なでしこ」以外にも、ナデシコの品種はヨーロッパの南部や北アフリカなど温帯気候の地域に約250種類ほどあります。ナデシコの仲間には、カーネーションやカスミソウなどがあります。
「河原なでしこ」は、主に日本に分布している品種で、秋の七草の一つとしても有名です。花色はピンク、白または、ピンクと白の混ざった絞り咲きで、草丈は30~50㎝程度に成長します。耐寒性、耐暑性に優れており、丈夫な性質です。

育成環境

「河原なでしこ」は日当たりのよい場所での生育に適しています。冬の寒さにも耐えられる耐寒性があるので地植えも可能です。霜がある地域では霜を避けるように注意しましょう。凍結の心配があるような寒冷地の場合は、凍結対策を行って下さい。

水やり

「河原なでしこ」は乾燥に強いため、地植えの場合は、ほとんど水やりの必要はありません。ほぼ降雨のみで大丈夫ですが、土の表面が乾いているときに水やりを行う。湿気が多いと根腐れの心配があるので、水を少なめに与える。

「河原なでしこ」の肥料

開花時期である3~5月、9月~10月の時期に肥料を与える。開花期間が長く、開花時期には10日に1回程度、1000倍に薄めた液体肥料を与える。

「河原なでしこ」の土

「河原なでしこ」の栽培は、酸性度が低く、水はけがよい用土が適している。酸性にはやや弱いので、地植えの場合は用土に少量の苦土石灰を混ぜて酸性度を下げて、水はけを良くするために腐葉土を混ぜる。赤玉土小粒5:腐葉土3:山砂2の配合が良い。

「河原なでしこ」の植え付け・植え替え

「河原なでしこ」の植え付け・植え替え時期は3月~5月、9月~10月が適している。鉢植えでは根詰まりを起こしやすいので、年に一度ひと回り大きい鉢へ植え替える。植え替えは、古根を短く切ってから植え替え、根を崩してから地下茎を切って株分けをし、1株ごとに鉢植え替えをする。植え付け、植え替え後には水を充分に与え、新芽が出始めてからは、液体肥料や緩効性の化成肥料などを与えてる。

「河原なでしこ」の増やし方

増やし方は、「株分け」、「挿し芽」、「種まき」などの方法がある。

株分け
株を掘り出して1株ずつに切り分けてから植え付ける。

挿し芽
挿し芽は、4月~6月と9月~10月頃に行う。花のついていない若い枝を切り取り、葉を数枚残して挿し穂をつくる。挿し穂を水につけて水揚げしてから、よく湿らせた新しい赤玉土に軽くさして半日陰に置き、根が出るまで待つ。

種まき
3月~4月または、8月下旬~9月に種をまく。発芽して本葉が2枚になったら株をポットに移す。根が張ったら定植する。

発芽適温 15~20℃
発芽日数 発芽日数:約7日~14日
種は通気性保水性のいい無菌の培地に撒き、指で軽く押し薄く覆土する。1度撒いた種は乾燥させると極端に発芽率が落ちるため、必ず土と種を乾燥させないように水やりを行い管理する。

カワラナデシコの手入れ

「河原なでしこ」は、高温多湿に弱いので花がらをこまめに取り去り、春に花が終わった後は、草丈のおよそ半分に切り戻すと、秋にもまた花が咲きやすくなる。花をたくさん咲かせると株の劣化が進みやすいので、株は1~3年程で更新する。

「河原なでしこ」のまとめ

「河原なでしこ」は、耐寒性のある常緑多年草ということで、種を購入してみましたが、冬場の霜には耐えられないようです。北海道の環境で地植えのまま越冬できるのかは分かりませんが、発芽させて苗、そして地植えへと進めてみたいと思います。

「河原なでしこ」の種が買えるお店

「河原なでしこ」を買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!

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